みっちゅには、恐ろしくて仕方のないものがある。
それは、オニ。
もとはと言えば、父が『いうこときがねごは、だれだぁ~(ナマハゲ風に)』と言った時に、マジでびびってしまったことから始まった。
最近では母に叱られてもケロっとして言うことをきかず、いけないことや危ないことをし続けることが増えてきた。
そこで母は、『いい子にできない子は~(外出先。図書館、とかお買いもの、とか)に連れて行かないよ!』と脅していたのだが、なかなか効力が薄れてきた。
で、『いい子にできない子は、「お父さん鬼」を呼んで叱ってもらうんだから!』ということにした。
しかし、父と違って速効性が無いため、なかなか言うことをきかせ難いものがあった。
父が一言『鬼が来るよ』と言うと、ビクッとして言うことを聞いていたのだが。
ある日、『みっちゅ、もうすぐ節分だね。節分には鬼さんが来るから、豆を投げてやっつけようね。お母さん怖いから、みっちゅ退治してくれる?』と何気なく聞いた。
すると、『おに、こない~!!いやだぁぁぁ…びえーーーーん』と泣き始めたではないか。
いや、別にみっちゅをこらしめようとして言っているんではなくてね、節分というのは伝統行事で~、と母は思ったのだが、本人は必死。
どうやら、その数日前にニュース映像で、鬼が包丁を持って地域の家々を回り、子供たちに『親の言うこときいてるか~』と訊ねて、怠け者をこらしめる、という伝統行事を見たことがきっかけらしい。
ナマハゲも持っているあの包丁は、炬燵にあたりすぎると(つまり怠けると)できる、足の皮のカチコチ(?)を剥がすためのものなのだそう。
元来、怠け者の子供をこらしめるためのものなのね。
このおかげで「鬼って、本当に包丁とか持って家にやってくるものらしい」とインプットされたようだ。
で、母はひらめいた(意地悪)。
それからというもの、みっちゅがいけないことを注意されても言うことを聞かず、母の顔色を窺いながらニヤニヤしてわざと続けたりしている時にはこう言うことにした。
『言うこと聞かずに危ない事している子の所には、誰が来るんだっけ~…??』
もしくは、
『いいよ、そうやってお母さんのお話がわからないのなら、鬼さん3人位に来てもらおう。鬼さんに言われたらみっちゅは分かるのかな?』
その台詞を聞くとみっちゅは『はっ!!!』とする。
そして、わざとらしく『あっそうだ!!~(注意された内容)するんだった!!』と叫び、母に言われた通りにするようになったのだ。
そして最後に、『これでおには こないね!』と確認。
うける。
鬼に本気で恐れをなしている間は、このテが使えるのだが、ビビりみっちゅ相手ならしばらくは有効であろう。
ちなみに、みっちゅのやらかすいけないことの一例を。
ある日の夕食準備中、母がふと振り向くと、そこにはかなり危ない、でも超面白い光景が。
みっちゅがNISSANのブルーの愛車に乗ったまま更にはるぅのスイングチェアの上に乗りつけ、更に更に電動スイングのスイッチをオン!
スイングチェアの上で愛車のハンドルを握り、チェアに内蔵されている童謡のメロディに合わせて前後にスイングしながら、鼻歌混じりにTVを観ていたのだ。
わかる?
母はかなりウケたのだが、ここで笑うと調子に乗って、笑いを取ろうとしてまた同じことをしでかすと思われたので、必死にこらえていた。
写真も撮りたかったが我慢した。
重心も高くなるし、スイングしているしでかなり危険だからね。
で、必死に笑いを噛み殺しながらこわーい顔を作って、下りるように言ったのだった。
もちろんここでも、鬼に登場願わないと、みっちゅは言うことをきかなかったのだが。
子供って、本当に予測不能である。
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